翻訳家として大変なことや苦労点は、勤勉であり続けること、責任感を常に持つということ以外に、どのようなことがあるでしょうか。
翻訳者にとって、翻訳をする作業において、どうしても文化や言葉の違いによる表現の違いに、悩まされることもあります。
現在日本語で利用されている中には、多くの英語や外国語などがそのまま利用されていることがあります。
それは外国語特有のもので、そのまま利用しないとニュアンスが表現できないというようなことがあるからです。
それに対応する日本語や、その概念がないため、というようなことも影響しています。
例えば日本の文化の儀礼的な意味合いの話を、そのまま外国語に訳してしまうと、理解できないということが起きたり、誤解を招くようなときもあります。
それは外国の文化の特有なことに関するものも同じことが言えます。
このような行き違いを避けるため、原文の意味を尊重しつつ、他の文化の人にも意味が伝わるように内容を変えることもあります。
また、意味中心の翻訳をするなど、それをどのように伝えるのかというのが、翻訳家としての腕の見せ所であり、非常に苦労する点でもあります。
また、そこに面白さを感じる方もいるでしょう。
翻訳家は難しい職業ではありますが、勉強の果てがないのもまた魅力があるということです。
新しいことを発見することも多いでしょうし、どんなに年齢を重ねているプロの翻訳家の方でも、まだまだだとおっしゃるのは、このような背景があるからではないでしょうか