メディア翻訳家の仕事の流れ③「字幕翻訳の具体例」

【メディア翻訳家の仕事③】

メディア翻訳家の仕事、みっつ目は映像翻訳について。劇場公開用映画の字幕翻訳を例にとって、その具体的な仕事内容と流れを詳しくご紹介しましょう。

劇場公開用映画の字幕翻訳の場合、依頼を受けた翻訳家は、まず作品を実際に見ながら、支給された台本にセリフの切れ目を入れていく作業から行ないます。この作業は「ハコ書き」と呼ばれるもので、ひとつひとつのセリフを追いながら、ひとつの字幕がどの場面で切れるのかを暫定的に決めるのが目的です。

この「ハコ書き」がされた台本を基に、プロダクションではひとつひとつのセリフがどのくらいの長さで、映像フィルムのどこに入るのかを示す「スポッティング・リスト」と呼ばれる資料を作成します。

翻訳家はこのスポッティング・リストを参考にして、画面にきれいに収まるよう各セリフの文字数を考えながら、実際の翻訳作業を行うことになります。

ひと通りの翻訳が済んだ段階で、再び作品を実際に見ながら翻訳家自身が訳稿をチェックし、必要な修正を加えていきます。

修正されたそれらが字幕カードと呼ばれるものに書き写され、字幕として映像フィルムに焼き付けられることになります。

その後、映画配給会社の担当者も加わっての3度目の試写でさらにチェックを行い、再度必要な修正が加えられてようやく、劇場公開用のフィルムが完成するわけです。

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