出版翻訳家の仕事 ~翻訳本ができるまで~ ③

翻訳家の選定」

出版社が版権を取得し翻訳本の出版が決定すると、編集担当者は翻訳家の選定に取り掛かります。

何人かの候補者の中から、原作のテーマや作風、過去に出版された翻訳家の作品なども考慮して、最も適任と思われる翻訳家が決定されます。

通常、ひとりの翻訳家にひとつの作品の翻訳を依頼するものですが、原作が複数の作家によるアンソロジーである場合など、その内容や本のボリューム、また納期までの時間が短いなどの事情がある場合には、複数の翻訳家に依頼がなされることもあります。

「翻訳作業」

翻訳家と出版社との間で契約が交わされると、いよいよ翻訳家が翻訳作業に入ります。

納期は本の内容によってさまざまですが、短編の場合で1週間から2週間、長編ものになると2~3ヶ月から半年というものもあります。

翻訳家が翻訳作業を始める前に、下訳と呼ばれる工程が入ることもあります。下訳とは、正式な翻訳作業に入る前に、翻訳家のアシスタントなどによって進められる一次訳稿のことです。訳者として本に名前が載る「上訳者」と違い、「下訳者」の名前は表に出ることはありません。

訳稿が出来上がると、編集者、校正者が上がった訳文を原作と突き合わせをしながら、誤訳がないか、日本語として自然かなどをチェックして翻訳家にフィードバックします。翻訳家はそれをもとに修正し、翻訳原稿を完成させることになります。

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