出版翻訳家の仕事 ~翻訳本ができるまで~ ④

「翻訳本の完成」

翻訳原稿が完成したら、翻訳家の仕事はひとまず終了です。

編集者が本のタイトルを決め、本文や見出しなどの割り付けや装丁、つまりデザインを決定していきます。

「ゲラ」と呼ばれる校正刷りが上がると、編集者、校正者がチェックします。当然、翻訳家も目を通すことになります。「ゲラ」とは印刷前のチェック用の試し刷りのことで、文字や内容の誤りを訂正していく作業を「校正」といいます。ここで、最終的な完成状態へ向けて翻訳家、編集者、専門の校正者が念入りにチェックをし、修正・訂正などがあれば赤字を入れて翻訳家が修正し、必要に応じて再校を出してさらにチェックします。

訂正すべきところを全部直し終えたら、いよいよ印刷にかかる前の状態の「青焼き」が上がります。ここが本番印刷前の最終チェックです。表紙の色校正なども上がり、「本」の全体像が見えてきます。

最後のチェックに問題がなければ、いよいよ「翻訳本」の完成です。

表紙や腰帯が付いた、書店に並ぶ「本」の形になった見本が出版社と翻訳者の元に届きます。

版権の取得から、翻訳家の決定・依頼、翻訳作業を経て「本」の完成に至るまでにかかる期間は短いものでも3~4カ月、普通は半年から1年以上かかるケースも多いようです。

編集者にとってはもちろん、翻訳家にとっても完成した「本」を手に取るこの時が、やはり一番嬉しく感慨深い瞬間でしょう。

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