【実務翻訳家の仕事③】
実務翻訳家の仕事について。その流れと具体例をいくつかご紹介しています。
文書のジャンルやその内容によっては、チェッカーの代わりにリライターに訳稿が渡り、クライアントの要望に添ったリライトや、必要に応じて文書のブラッシュアップが行われることもあります。
また、日本語から外国語への翻訳であれば、多くの場合、ネイティブのチェッカーがこうした工程に加わることもあります。翻訳品質の維持のため、翻訳会社にはクライアントのニーズに応じた専門スタッフがおり、翻訳家の業務をサポートしているわけです。
あらためて言うまでもない事ですが、ビジネスの現場で必要とされるさまざまな文書やドキュメントを翻訳するのが、実務翻訳の仕事です。産業翻訳・ビジネス翻訳と呼ばれることからもわかるように、世界中に存在するありとあらゆる企業がそれぞれに行なう企業活動、そこから発生する幾多のビジネス、その種類と量の豊富さから、翻訳の需要も非常に多い分野です。
実務翻訳が翻訳業界全体の仕事のうちおよそ9割を占めるとも言われています。また、和訳だけでなく英訳の需要も高まっており、今後ますますニーズの高まる仕事と言えるのではないでしょうか。