翻訳家の仕事には、大きく分けて3つに分けることが出来ますが、その中の「映像翻訳」というのはどのようなものが含まれているのでしょうか?
映像翻訳はメディア翻訳ともよばれています。これはテレビや映画のようなメディア系の翻訳のことを言います。
映像翻訳はさらに3つに分けることが出来ます。
「字幕翻訳」とよばれるのは、主に映画やテレビ等の台詞やナレーションを字幕にする、という仕事になります。
「吹き替え翻訳」とよばれるのは、映画やテレビ番組などの台詞やナレーションを吹き替え用の台本にする仕事です。
「放送翻訳」とよばれるのは、テレビ等のインタビューの音声や海外ニュース等を翻訳する仕事になります。
このほかにも音楽業界においては、音楽の歌詞の翻訳を行う音楽通の翻訳家の方が活躍しています。
最近ではDVDやテレビの多チャンネル化によって仕事が増えてきています。
またゲームやウェブサイトなどもあり、成長が期待できる分野ともいえます。
しかし、需要に関しては実務翻訳に比べて非常に少ない為、翻訳の仕事を手に入れるのはとても難しい、というのが現状です。
しかし、実際になっている翻訳家の方もいますし、インターネット上の膨大な映像の翻訳を依頼したい、というニーズも高まっていて、新人でも仕事を得やすいといわれています。
通常とは違ったルートでの仕事にはなりますが、アンテナを張っていればチャンスをつかめる可能性もあります。
また、新聞や雑誌記事の翻訳のことを「活字メディア」といわれていますが、翻訳市場としてはまだまだ小さいものの、発展の余地を残している分野になります。