翻訳家になるためには高度な能力を必要とします。
つまりそれだけ難しいですが、もちろんその分魅力も多いでしょう。
現在ではインターネットの普及、そして翻訳ソフトなどが利用できるようになり、一般の人でも海外の情報を得ることが、気軽に出来るようになってきました。
しかし、それはあくまでも機械的なものであり、感動を伝えるような文章では、まだ不十分な部分も多いものです。
つまり、その分翻訳家という仕事は、やはりやりがいのある仕事、であるといえるのではないでしょうか?
では、その翻訳家という仕事は、どのくらいの収入になるのでしょうか。
大きく分けて3つに分類される翻訳家ですが、まず、最も多くを占める「実務翻訳」では、英文和訳を400文字で1300円~2500円が一般的のようです。
専門的な要素を必要とする医療や経済等、多岐にわたっている実務翻訳では、実力がある翻訳家では月収で100万という人もいるようです。
「出版翻訳」は、本の定価の3~8%の印税か、原稿の買取、ということになるようです。
値段の目安として、例えば2500円定価の本で3%の印税であった場合、実売予想部数を3000冊と仮定した場合は、{2000×0.03×3000=180.000}で、18万の印税収入という計算になります。
印税収入ではなく原稿の買取、という場合は、新人翻訳家の場合が多いようです。
この場合、翻訳会社の気持ち次第、ということになり、幅が多いようです。
「映像翻訳」の場合は、10分で5,000~15,000円、映画であったら1本につき40~50万円ということになります。
前記の実務翻訳や出版翻訳に比べて、幅が大きいのが特徴的になります。
出版物のような実売予測等の料金体系ではなく、その会社の規模等によって大きく左右されるようです。
このほかに原稿がない状態でのヒアリングのみ、という場合は高めの料金になるようです。