翻訳家になりたい、と思ったらまずは何から始めるべきなのでしょうか。
アメリカなど先進国の有名な大学には「翻訳科」という専門の学科があり、多くの若者が翻訳家を目指して日夜研鑽を積んでいるそうです。
残念ながら我が国には翻訳科のある大学は現在のところありませんので、日本の場合、多くの人が語学学校や大学の文学部外国語学科などでその知識を身につけることになります。
その後は、出版社や翻訳専門の会社に勤めて実務を経験する中でさらに技術を磨き、実力をつけた後に独立してフリーの翻訳家として仕事をする方も少なくはないようです。
フリーランス以外の翻訳家の収入は、一般の派遣社員や契約社員と比べてもそれほど大差はないのではないでしょうか。
もちろん締め切り間際には残業などの時間外労働も当然ながらあるでしょうし、会社によってはボーナスや各種手当てなどが充実している所もあり、労働時間や年収は一般的な技術職のサラリーマン程度の、ごく常識的な範囲内にあると言えるでしょう。
極端に収入が低い、労働時間・拘束時間が非常に長い、といったいわゆるブラックなイメージが(ウワサ程度の話を含めても)聞こえてくることはまずありませんので、よほどひどい会社に当たらない限りはそうした心配は必要なさそうです。