世界中には様々なコンテストがあると思います。
翻訳家としての力量を試すことが出来るわけです。
コンテストの応募方法としては、雑誌等に記載されている課題文を訳し、それを主催企業に送って能力を評価してもらう、ということになります。
その中の一つとして、業界誌である「通訳・翻訳ジャーナル」というものでは、定例の誌上翻訳コンテストというのを行っています。
出版翻訳・映像翻訳・産業翻訳の各分野において、力試しを行うことが出来るという、非常に魅力的なコンテストになります。
詳細に関してはそちらをごらんいただく方が良いかと思います。
では翻訳コンテストに応募する、ということに、どのような意義があるのでしょうか?
まずポイントとして、この翻訳コンテストというものと、翻訳会社が行っているトライアルには大きな違いが有ります。
トライアルは仕事をもらえる・もらえないということがかかわってきますが、翻訳コンテストにおいてはそのような切迫したものはありません。
現在学習中の人たちが、自らの力試しの場として挑戦できる、非常に有効な練習材料である、ということです。
それだけではなく、もし優秀であると認めてもらうことが出来れば、自分の能力に自信を持つことができます。
これによって仕事を紹介してもらえるようなものはありません。
しかし、後日掲載される翻訳のポイント、そして講評をよむ事で、プロの翻訳家のノウハウや、思想プロセスなどを吸収することも出来ます。